大阪通天閣

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2018年8月31日金曜日

西陣信用金庫での仕事 その21

昔の資料で合併して出来た「京都みやこ信用金庫」の事業金融部が作成したタイトル「融資定型業務のマニュアル」なるものが出てきましたので、全部は書ききれませんが(また見ても今はすべてわからないので)さわりの部分だけでも書いてみようと思います。最初に書かれていることは「融資申し込みから申請書作成までの流れ」が書かれていました。まず、融資を受けたいとの申し出があり、担当者が受付をします。どういった融資なのか、カードローンなのか車購入資金の借り入れなのか、家の建て替えなのか、会社の運転資金なのかなどの内容を担当者が聞き、それを「融資連絡メモ」として作成します。で、こういった融資の申し込みがあったことをすぐ上の上司、私では係長へ回覧として見てもらい支店長の諾否へ行きます。この時点では申し込みの受付をしたということだけで、もっと厳しい場合だと申し込み受付すら認めませんということもあります。極端に言いますといかにも反社会勢力の方や見た目ですぐわかる「ルンペン(乞食)」は受付すらできないのはわかると思います。そして支店長より「YES」か「NO」の判断をいただいて「YES」であれば連絡をして「融資申込書」を書いてもらい「必要書類」をそろえて提出していただくことになり、「NO」であれば融資お断りの連絡をすることになります。そして提出された「融資申込書」と「必要書類」をもとに受付担当者が「融資申請書」を作成しましてあとは上司、支店長、はては本部の決済へと流れていきます。前にもちらっと書きましたが、合併後、旧伏見信用金庫 本店内に部署としてある、会社に貸し出しをする「事業金融部」、個人に貸し出しをする「個人金融部」とあり本部の承認決済を受けるために稟議書を作成するのですが、送ってもなかなか通らなかったものもありましたねえ。わざわざ私の上司の係長や果てや支店長の次にえらい次長も伏見区にある本社まで夜遅く出向き、書き換えた稟議書をもってなんとか決済をもらおうとしておりました。さて、合併後の融資業務に関しては研修を含めてどんな仕事をしたかという記憶があんまり思い出せないんですよ。そんなときに翌年平成6年3月くらいですかね、融資に関する勉強会、「事業先トライアルコース」なるものが開催されるとの案内が来ました。

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